川北英隆のブログ

衣装の秘密

今日、少し時間を見つけて背広を調達しに出かけた。背広は作業着と考えているから、買いに行くのは4年ぶりくらいだろうか。仕事が変わってからあまり背広を着なくなったので傷まない。
買いに行ったといっても近くのデパートでしかないが。イージーオーダーでないと体型に合わないので(上と下がアンバランスなので)、その売場を見ていると、2着で◯万円というのがあった。2着はどうかなと思いつつも、またの機会にというと、いつになるかわからない。買うことにした。
傷まないかぎり衣装はいつまででも着られる。体型があまり大きく変化していないからだ。そうはいっても、登山用は命に関わるので、比較的頻繁に新調している。作業着や街用の方は命に関わることがない。
一番長持ちしているのは街用のズボンである。就職が決まった年の初冬、内定者を集めた懇親会があるというので買った記憶がある。1973年のことだから、38年も使っている計算だ。そんなに頻繁に使わないから傷まない。
礼服は、友達の結婚式用に1978年に買ったと思う。流行に合っていないので「買い換えよう」と、式の当日には思う。しかし、結婚式や葬式がそんなに頻繁にあるわけがないので、すぐに忘れてしまう。次の機会が巡って来たときには、新調しようにも間に合わない。背広と同様、イージーオーダーでないと駄目なので。
そんなことをウダウダ書いていて気がついた。今日買った2着の背広は、ひょっとして一生ものではないかと。20年くらい使えるとしたら、墓まで持っていくしかなさそうだ。墓まで(袴で)背広だ。

2011/11/13


トップへ戻る