川北英隆のブログ

イスラムの正月

年末に予定していたイスラム圏の学生、インドネシア人は結局その日には来なかった。パソコンがウイルスにやられたから論文の下書きが取り出せなくなったとのこと。で、指導が今日になった。
1/4から講義が始まった。休講にしても良かったのだが、いろいろと事情があり、8時45分から今年の講義初めにした。出席人数は予想の通り少ない。いつも学生に文句を言うのだが、教員はたとえ体調が優れなくても休講にするのは難しいし(指導により15回の講義が求められる)、大幅な遅刻も許されない(学生へのアンケートが実施される)。それなのに学生は自由に休むし(人数の多い講義では出席をとるだけで時間がかかる)、遅刻や早退はやりたい放題、「どないなってるんや」ということだ。
それはともかく、今日、インドネシアの学生もやってきた。やはり正月は関係なく、国にも帰らなかったとのこと。「いつが正月なの」と質問すると、「断食明けで夏、その時に帰る」とのことだった。イスラム暦は月の満ち欠けで暦を作るので、正月は常に早まっていくのだが。
今日の京都は雪である。今年の冬、最初の本格的な雪だ。インドネシアの学生に「寒さに慣れた」と質問したら、「少しだけ、でも寒い」と言っていた。寒いから身も心も引き締まり、新年の雰囲気が高まるのかも。でも、暖かい方がやはりいいかな。

2012/01/04


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