川北英隆のブログ

カメルーンという国

ブログを比較的長く休んだのはカメルーンを訪問していたからだ。カメルーンという国名はサッカーで知っている程度だろうか。アフリカの西にあり、ちょうど「脇の下」に位置している。
アフリカの脇を形成しているギニア湾付近は多雨である。カメルーンの海岸地帯、ナイジェリアとの国境付近に4095メートルのカメルーン山が聳えている。その付近は非常な多雨で年間10000mmに達するとある。その雨の恵みで、実のところカメルーンは豊かな農業国だ。象牙海岸(コートジボワール)に代表されるように、ギニアに面する地域に小さな国が多いのは、(カメルーンからの推測だが)豊かだったから多くの民族が住んでいて、それが独立したからだろう。
ガイドの説明によると、カメルーンには今でも200の王様がいて、独自の(他の王国と少しずつ違う)文化を保持しているらしい。政府が資金を与えているという。王国の歴史は西暦1300年くらいまで遡れるようだ。1500年頃になって西洋人がやってきたので、王様の名はそのころから判明している。
そんなカメルーンを何回かにわたり紹介しておきたい。ナイジェリアが人口爆発の国だと以前に書いたが、カメルーンもそうである。しかし、日本から遠いため、あまりよく知られていないのではないか。もちろん今回行ったのは南部の海岸に近い地域だけであり、部分情報でしかないが、多少は役に立つだろう。
注:PEAKWAREによると、Debundjaという町では1919年に14,655mmの降水量があったと書いてある。

2012/01/29


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