川北英隆のブログ

カメルーン山(Mt. Cameroon)3

キャンプ地でテントを張る。場所は熱帯雨林の入口である。残念ながら動物は出現しなかったが、太陽がすぽっという感じで沈むと、ポーター達が焚火を囲み、熱帯の夜を直に感じられる。
夜中に雨が降ったようだ。翌朝、遠くで雷が鳴っていた。乾季といえども雨が降るようだ。
登山口を目指し、出発する。最初、熱帯雨林と草原の境界のアップダウンを繰り返す。昨日見た噴火口とそこから流れ出た溶岩の上を越したり、小カメルーン山が下に見えたり、変化に富んだ下りである。虫が多いのか、ツバメがたくさんいる。
そのうち、熱帯雨林の中に入るが、やはりアップダウンが多い。長くて少し嫌になる下りだ。やがてチェーンソーの音が聞こえるようになり、バナナやイモ畑になる。農作業をしている現地人も見かける。
出発してから6時間ほどでボカンゴという村に着く。タクシーやスクールバスが村の入口まで来ている。小学生も大勢いて、人懐っこい。カメルーンの南部はイスラム教徒よりもキリスト教徒が多いからだろうか。
その村の入口でバスに拾ってもらい、10分足らずで登山事務所に戻った。下山の手続きを済ませる。後はドゥアラまで戻るだけだ。
写真は村の子供である。
_F9H0287ボカンゴ.JPG

2012/02/15


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