カメルーンで観察したいと思っていたこと、人口の爆発はすぐに実感できた。日本の風景と異なり、ジジとババの姿が非常に少ない。平均寿命は50歳未満とある。我々世代はとうに死んでいる。
一方で子供がやたらと多い。写真は、パーム油(パームヤシの実に含まれた油)を搾り出している農家で、そこの子供がワナにかかったネズミを見せびらかしに集まってきた時のものだ。たくさんの子供がいる。これ以外に10歳代後半と思える子供も何人か見かけた。多分1つの家族だと思うのだが。
これらの子供はたくましい。息の絶えた大きなネズミをペットのようにさわっている。聞くと、捕まえられたネズミは今晩のおかずになるそうだ。ご馳走なのだろう。勉強はともかく(といってもカメルーンの南部は識字率が高い)、たくましさで日本の子供は圧倒的に負けている。
2012/02/05