川北英隆のブログ

欧州危機の余波を受ける

去年は大震災の直前、思いつきで設定した人民元預金が苦節1年を経てようやくプラスに浮上してきた。と思ったら、欧州危機の影響により、預金先の銀行が日本での業務を大幅縮小した。
去年のブログにも書いた香港上海銀行の預金である。預金して1年が経過したのを期に「オプション売り+元預金」に乗り換えたらとの電話が支店からあった翌日、香港上海銀行から郵便が届いた。同じ勧誘かなと思っていたら、業務縮小の知らせだった。日本の店舗で働いている従業員も知らないくらいのスピードでの決定だったようだ。昨日、支店からまた電話があり、お詫びを言われた。
香港上海銀行は東京支店を残し、国内の6店舗を閉鎖するとのこと。預金は国内の他の銀行に無料で送金してくれるとのことだが、人民元預金を扱っている銀行はどこやと調べると、中国銀行(Bank of China)とじぶん銀行くらいしか見つからない。中国銀行は取引の条件がネットで調べるかぎりよく分からないし、中国政府の指示で預金凍結のリスクが皆無だとはいえない。じぶん銀行は為替手数料が高すぎる。
長期に投資をして日本円リスクをヘッジするつもりだったのに、一度円に戻してから、じっくり考えるのがいいのかと思ったりする。まあプラスになっていることだし、1年間為替投機をしたと思えば満足かも。

2012/03/03


トップへ戻る