川北英隆のブログ

タイの犬は昼間にくたばる

タイには犬が多い。通りをうろうろしているのもいるが、そういうのは大人しい。栄養状態も悪くない。もっとも、噛まれることもあるらしく、狂犬病の問題もあるので、近寄らない方がいい。
綱につながれて散歩している犬は上流階級の犬だ。見かけたほとんどの犬は勝手に歩いている。昔の日本に近い。だから、犬が得意でない者にとって、少しだけ脅威である。
そんなある日、予定の訪問を終え、船に乗って王宮や三島由紀夫に出てくる暁の寺(ワット・アルン)を見ようというので地下鉄の駅から船着場に行った。そこにはたくさんの犬がいて、写真のとおりである。全く無警戒に熟睡している。
長年タイに住んでいる日本企業の駐在員(タイでの代表)が、「タイの犬と男は夜に働く」と言ったとか。では昼間はどうしているのか。この写真の後、方々で気づいたのだが、かなりの数の犬は昼間にくだばっている。かなりの数の男は日陰にたむろしているか、午後の早い時間から水代わりにビールを飲んでいる。さすが、「豊穣の国」である。
船着場の犬.jpg

2012/03/31


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