川北英隆のブログ

大学周辺の昼食事情

大学の研究室に行くのが嫌だ。登校拒否症候群に陥ってしまう。というのは大げさとしても、昼食のことを考えると憂鬱になるのが現実だ。
何故なのか。
職場に弁当なんて持参しないし、よく考えると弁当持参なんて高校が最後だった。さらによく考えると、コンビニが発達する以前、山登りに弁当を持参する(「正確に書けや」と言われそうなので、そうすると、「弁当を作ってもらう」)ことがあった。もはやそんな時代も終わり、すでに10年以上が経つだろうか。
その大学だが、どんどん昼食の環境が悪くなっている。すぐ近くに牛丼屋がフルセットである「最高」の環境だ。牛丼なんて、どこか1つで十分である。牛丼の代わりに、うどん屋、そば屋、カツ丼屋なんかが欲しい。そうそう、ごく最近までカツ丼を食べようと思えば食べられたのだが、その店は潰れてしまった。牛丼戦争の余波だと思っている。
では、何を食べているのかと質問がよく来る。正直なところ、とうの昔にメニューが尽きてしまった。今は、カレー、ラーメン、牛丼、コンビニの握り飯、そんなとこを適当にローテーションしている。
ここまで日本の食文化が落ちていいのだろうか。食は文化と民度を如実に表現する。イギリスとドイツの飯は今一つだが、飲み物は美味い。これでバランスを保っている。
カレー、ラーメン、牛丼は今や日本の立派な食文化なのだろうが、それだけでどうするのか。いずれ身体を壊してしまい、文化も衰えるだろう。日本が貧乏になりつつあるので文化も衰えているとは、考えたくもない。

2012/05/03


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