ナミビアに行くにはどうするのか。現在のナミビア経済は南アフリカに依存している。付近で発達した経済は南アフリカにしかない。南アフリカからの独立運動があったものの、しがらみが続いている。
ナミビアの通貨はナミビア・ドルである。独自の通貨を持っているが、その価値は南アフリカのランドと同じに設定されている。完全にペッグしているわけだ。食料や工業製品も、ナミビアの自給率は低いから(農地が少なく、工業も発達していないから)、多くは南アフリカから入ってくる。
ナミビアへの航空便も南アフリカ経由となる。日本から行く場合には、南アフリカを一旦経由する。ヨハネスブルグ経由となるだろう(ケープタウン経由は多分ないと思うのだが、不明)。しかも、日本からヨハネスブルグへの直行便もない。ということで、えらく不便だ。まあ、アフリカの主要国以外は2回の乗り継ぎが普通のようだが。
ヨハネスブルグの空港はさすがに大きい。しかし、ナミビアの首都の空港、ウイントフックは小さい。だから、ウイントフックの建物のほとんどない空港に着いた瞬間、「広々とした国に来たな」との印象を持つ。
それにもかかわらず、空港からウイントフックの市内までは遠い。車で1時間近くかかるだろうか。近くに飛行場を作ればと思うが、ウイントフックは2000メートルの山を含む高原の都市だから、その山を避けて空港を作るのは仕方ないのか。それとも広い国だから、1時間の移動は当たり前なのか。
いずれにせよ、ウイントフックは高原だから、朝夕は気持ちがいい。ドイツ人の植民地だったとき、ウイントフックに多くの白人が住んだのは自然の成り行きだろう。
2012/05/28