京都大学 産官学連携本部 川北英隆ホームページ

スカシユリが咲く

家でスカシユリが咲いた。毎年、梅雨の季節に咲く。少し前に書いたランの花は長持ちし、今が満開に近い。これに対してスカシユリはあっという間にしぼんでしまう。
写真が家で今日咲いたスカシユリだ。大きい花なので、全体にピントが合わない。三脚を使ってシャツタースピードをもっと落とせばいいのだが、そこまでする気はない。
このスカシユリ、1980年頃、以前に住んでいた三鷹市からもらったと記憶している。当時の地方の財政は豊かだったのだと思うし、このスカシユリは東証株価指数の30年間の浮沈を見守ってきたわけだ。ユリの球根にそんな記憶も詰め込まれていたら、きっと面白いのに。
それはともかく、梅雨の季節はユリの季節でもある。雨の中、ユリを探して山道を歩きたいものだ。ヤマユリの高い香りは、細く絶えない雨足とよく似合う。