ブランドベルグ山の水晶
ナミビアの経済について書いたとき、豊富な鉱物資源に言及した。「水晶のきらめく山」が上空から見えると書かれた雑誌もある。ブランドベルグを歩くと、本当に水晶のきらめく山のようだ。
灼熱の砂漠を歩くと、いわゆる水晶ではないが白い石英が一面に転がっている。それには驚かされる。山梨県に石英の鉱山があるが、そんな所でわざわざ穴を掘って石英を採掘しなくても、ブランドベルグで集めれば簡単に商売になりそうなのにと思えるほどである。
当然、本物の水晶もまじっているはずだというので、歩きながら退屈しのぎに探すと、3つ拾えた。小さな、クズのような水晶だが、でも水晶に違いはない。いい土産になる。
実はコブシぐらいの水晶の塊も見つけた。しかし、大きな岩に埋まっていて、水晶だけを取り出すことはできなかった。というか、触っただけだが、びくともしなかった。写真がその水晶である。形が良くないので現地人も取らないのだろうが。
2012/06/21
