梅雨が明けたのか明けていないのか、不安定な天気が続いている。最近の気象庁のホームページはすごくて、山での雨も手に取るようにわかる。北アルプスは依然として梅雨の末期のようだ。
大学生の時代、祇園祭のクライマックスの頃に北アルプスに入ったことが多かった。当時の学生といえども、8月になると実家に帰ったのだろう。だから、夏休みと梅雨明けを見計らい、登山を計画した。大人の夏休みを避ける狙いもあったのだろう。もちろん、天気予報や天気図とにらめっこし、「(梅雨が明けないので)もう2-3日、延期かな」とか、「大丈夫や」の判断を下していた。
このため、出発当日の京都は雨ということもあった。登山口に着いても曇っていたが、登るにつれて青空が広がるということもあった。もちろん、予想が外れ、山小屋で何もせずに過ごすこともあった。それやこれや、自分たちで決定して実行したことだから、まあまあ楽しかった。「まあまあ」というのは、誰にも文句を言えないということでもある。
格好良く言えば、自分たちの行動に自分たちが責任を持ったということになる。下級生の頃は上級生の意見に従ったが、いずれ上級生になり、自分自身で判断しなければならない。それも、間違えば死にはしないものの、かなり危険に晒される状況での判断である。
そんな山登りを終えて下りるのは、大学時代の3回とも(4回生の時の夏は海外旅行に出かけてしまったため、4回目はなかった)上高地だった。そこでキャンプファイアをした。翌日は松本に出て、市内で腹いっぱい食べ、夜行で京都に戻った。
と、過去を振り返っていると、もう一度、北アルプスに行きたくなる。中高年の(自分もそうだが)オッちゃんやオバちゃんを避け、変な山ガールも避け、いつ、どこに行けばいいのか研究しないといけない。これが今年の夏の課題かな。
2012/07/22