泰緬鉄道は難工事であり、それを一刻も早く完成させるために大量の人力が用いられた。過酷だったに違いない。それが観光資源となっているのだから皮肉である。その観光列車の写真を1枚。
クワイ川の鉄橋は有名なので、多分ネットで検索すればいくつも写真が出てくるだろう。ここでアップするのは、もう一箇所、クワイ川の横に付けられた桟道を走る列車である。よく見ると桟道を支えているのは木材である。列車(ディーゼル機関車)がゆっくり進むのでおかしいと思っていたところ、速く走ると落ちるのだろうと理解した。
なお、クワイ川の鉄橋は観光客が歩いて渡れる。そのため、列車は一旦停止し、合図を送った後、徐行して鉄橋に入る。鉄橋には通過列車のための退避所がある。観光用か地元住民のために設けられたのだろう。
2012/09/15