川北英隆のブログ

グーグルによる竹島の表記

いつもニュースの見出しをグーグルで見ている。24日に見つけたのは、グーグルマップでの「竹島」の表記から、韓国名「独島」が消されたとのニュースだ。そこでグーグルマップを立ち上げてみた。
確かに「竹島」とだけある。この地域をグーグルマップで見たことがなかったので、それ以前にどうなっていたのかは不明だが。
その時、目に入ったのは、日本の島だ、韓国の島だという類の書き込み入りの写真である。今日(26日)、もう一度グーグルマップを立ち上げると、それらの書き込みのうち、目立つのは消えたように感じた。グーグルが管理者として削除したのだろうか。もっとも、それでも普通の地域と異なり、いっぱい写真が貼り付けられていて賑やかだが。
ついでに気づいたのは、竹島が思っていた以上に隠岐島に近いことだ。もっと鬱陵島に近いのかと思っていたから。韓国の本土と日本の本土とのほぼ中間にある。これならもめるだろうなと理解できた。
もっと言うと、対馬がかなり韓国寄りにあることからすると、対馬も韓国の領土だとの声があることも、その位置からは「さもありなん」と思ったりする。逆にこの声に対し、「(対馬のように)鬱陵島は日本のものだ」との対立の声が出てきそうな。
いずれにしても国境問題は複雑だ。そもそも民族とは何なのかも突き詰めれば理解が難しい。世界を旅行で移動していくと、少しずつの顔かたちの差が積み重なり、やがて日本人と西洋人やアフリカ人との差になるから。
竹島の表記に戻ると、韓国版でグーグルマップを見ると「独島」、日本版では「竹島」、アメリカ版では「リアンクール暗礁(Liancourt Rocks)」となるそうだ。グーグルもご苦労なことである。

2012/10/26


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