日本では女性の社会的地位が相対的に低い。会社の役員や管理職として活躍している女性の極端な少なさが象徴だとされる。欧米もこの点を問題視し、日本女性の地位が低いとしている。本当なのか。
男の口から「そうやないんやないの」と婉曲的に言ったとしても、たちまち猛烈な反論を食らいそうだ。だから僕としても、さすがに何も書いてこなかった。
ところが今日、いつも登場を願っている女性のT社長曰く、「日本の女性は虐げられていないどころか、むしろ虐げられているのは男性」と断言した。一般的な評価と違うのではと質問したところ、「日本の家庭では毎月の給与は女性の管理下に入り、そこから男性が一日何円ということでお金をもらって生活している」、「ヨーロッパでそんな日本的なことはありえないし、たとえばイタリアでは女性が一日何円という生活を送っているのだから」とのこと。
外資系証券会社を経験してきたT社長からすると、日本人男性の上司を操るのは、平均以上の女性にとって至極簡単であり、言い換えれば日本男性は世界で一番優しい(手なずけやすい)とのことだった。
加えて、日本女性の理想は、結婚して仕事から離れることだとも。その理想の結婚をしてしまえば、現在の日本において家事は数時間で終わってしまう。そこで、母親にとっての最大関心事項が子供となる。その結果、子供、とくに男の子がスポイルされるとの結論に至った。
以上、リベラルな女性の目から見た、日本女性に対する評価である。
2012/11/22