川北英隆のブログ

お召し列車とすれ違う

昨日、用事があって東京を往復した。京都で用事をすませ、12時過ぎに京都駅に着いたところ、警備がものものしい。いつものように駅の「むさし」で助六を弁当用に買い、待合室で食べていると・・・
「もうじき天皇陛下が京都駅で降りられるため、待合室やトイレの出入り規制が厳しくなるので、用があれば今のうちに」と、京都府警の担当者が案内した。僕は天皇さんが到着する15分前くらい前の新幹線を予約していたので、規制強化とは関係なく東京行きに乗れた。「15分くらいの差だと、大津過ぎ、草津付近ですれ違うな」と思い、注意していると、確かにその付近で京都方面に向かう新幹線とすれ違った。
ただし、いやに短い(あっという間に対向電車の姿が消えた)。「ひょっとして」と思い、今日の日経朝刊を見ると、「臨時専用列車で京都に・・」と書いてあった。いわゆるお召し列車だ。小学生のとき(何年生か忘れた)、関西線をお召し列車が走った。昭和天皇が奈良を訪問したのだと思う。学年全員だったか、郡山駅まで出向き、ホームに立って通過する列車に日の丸の旗を振ったのを思い出した。
今回、明治天皇没後100年になるので、天皇さんと皇后さんは明治天皇陵参拝のために京都を訪れたそうだ。ついでに、左京区で紅葉を鑑賞したとか。
新幹線用にもお召し列車があるのには感心した。昨日まで、グリーン車を貸切にして移動するのだとばかり思っていたのだが。そういえば、京都駅には貴賓用の出入り口もあった。すりガラスの大きなドアを駅員が点検しているのを見かけた。中側には赤い、しかし薄い絨毯が敷いてあった。

2012/12/04


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