先週末、東京の友人にノロウィルス対策をメールした。年齢にもなく小さい子供がいる。だから、ひょっとしてと、思ったからである。それが、今日になってメールが来て、ノロに罹ったという。
今年の経験からするとノロの感染力は非常に高い。食べ物の注意だけでは完全ではない。空気感染も十分にありうるようだ。ノロの繁殖したちょっとした汚物が乾き、それが空気中を舞うことで簡単に伝染すると思う。
感染すればどうするのか。ウィルスをやっつける特効薬はない。いかにしてウィルスの悪さを和らげるのか、それしかないようだ。年寄りは別にして、一番の注意点は嘔吐と下痢による脱水症状だと思う。僕の場合、症状は軽微だったのだが、それでも水分が不足する状態になった。腸の水分吸収能力が著しく低下するからだ。水分不足に関して、普段の尿の量を知っておく必要がある。それよりも目立って少なくなれば、要注意である。
脱水症状を防ぐには、嘔吐と下痢を防がないといけない。この点、一番効くのはクレオソート(正露丸)だと思っている。友人に勧めたのもクレオソートだった。家庭に常備しておき、ノロウィルスに罹ったと思うと即座にクレオソートを飲めばいい。ノロウィルスを完璧に消し去るわけではないが、ある程度繁殖を抑制し、脱水症状も抑えてくれるように思う。
クレオソートなんて古臭いと、バカにしてはいけない。世界の僻地に行く場合の必需品である。何回助かったことか。単純な薬ほど、いつの時代でも効くと思っている。昨日、ノロと思われる症状でぶっ倒れたクリントン国務長官は、ひょっとして正露丸を知らなかったのかもしれない。
2012/12/17