今日は2月1日、節分と翌日の立春はすぐそこだ。そろそろ春の気配が近づくと思うと、ほっとした感じがある。冬は動けないから好きでない。その冬から春にかけての最後の関門は鬼だろうか。
前にも書いたと記憶しているが、大学の傍というか、大学が参道の一部を借りた形になっている吉田神社は、節分会で有名である。鬼も登場する。その節分の前日と当日だけ、大学の正門は本来の参道の姿に戻る。
でも、節分をアンチ鬼の立場から眺めるのは偏っている。鬼の立場からも見たうえで評価しないといけない。
ということで、写真は岡山(正確には総社市)の鬼ノ城(きのじょう)である。朝鮮式の城跡が発掘され、その一部が復元されている。標高400メートル足らずの山城。百済救援のための白村江の海戦で敗れた大和朝廷が新羅と中国(唐)の攻撃を恐れ、防衛のために造ったと書いてある。はるか昔から日中韓は争っていたので、今でも仲が良くないのだろうか。また、鬼ノ城は桃太郎が退治した鬼の住まいとも。
その歴史的な城を見学に、お供を連れず、キビ団子は当然、食事も持たずに訪れた。鬼の姿はなく、岡山平野の眺めだけが眼下に広がっていた。
2013/02/01