実のところ、エチオピア(アジスアベバ空港)は乗り継ぎで1回立ち寄ったことがある。アフリカとしては比較的大きな空港だが、何かが違っていた。アフリカのハブ空港が目標らしいのだが。
前回のトランジットはカメルーンに行く時だった。アフリカのハブを目指すだけあって、カメルーンにもエチオピア航空を使った。そうそう、バンコクからもエチオピア航空を使ってアフリカに入った。正確に書いておくと、香港と上海からアジスアベバまで直行便があり、香港便がバンコク経由となっている。中国との交流が盛んなようだ。
そのトランジットの時に感じたのは、飛行場内のトイレが少ないことだった。古い空港だから仕方ないと思ったが。この点は今回も当然変化はない。
今回、まず遭遇したのは、「到着」と「荷物受取り」の表示が分かりにくいことだ。このため、少し迷ってしまった。次に遭遇したのは、帰国便に乗るために空港に入るのに、いきなり荷物と安全検査があることだ。大きなバスで到着すると、空港の外で長い列を作ることになりかねない。最後に、僕が遭遇したわけではないが、免税店で買った酒類を、破かないかぎり取り出せない専用のビニール袋に入れてくれないことだ。このため、バンコクでの乗り換え時の検査で、「液体物」としてワインを没収されてしまった人がいた。ちなみに専用のビニール袋に入っているとバンコクではOKとのことだった。
ハブ空港を目標としているにもかかわらず、国際標準が整っていないこと、これが不思議の国と映る一因かもしれない。
2013/03/02