川北英隆のブログ

京都の店・畑かく

というわけで(1/31)、今日はぼたん鍋を食べに出かけた。上京区にある「畑かく」という店だ。以前、同志社に行くとき、畑かくの看板を見かけた。それ以来、一度行きたかったのだが。
実は一度、電話して行こうと思ったことがある。しかし、シーズンが終わっていたのか(そう記憶している)、実現しなかった。ぼたん鍋のシーズンは11/15?3/20頃までとある。店で使っているのは飼育した猪でもイノブタでもなく、野生の猪を丹波から取り寄せているとのことだった。
ぼたん鍋のコースは、お茶と和菓子、モロコの飴炊き、鍋、果物の順だった。鍋は白味噌仕立ての出汁の中に野菜(ネギ、聖護院大根、ゴボウのササガキ、エノキ、シイタケ)、粟麩、そしてボタン肉を入れる。しばらく肉と野菜を食べた後、スープ(要するに鍋の中の出汁)を少し飲み、さらに餅を入れて食べる。最後に、雑炊か、ご飯にスープをかけて食べる。
ボタン肉は追加もできるが、そうしなくても十分なボリュームがある。スープはボタン肉の味が滲み出ていて美味い。
京風なので白味噌なのだろうが、少し甘さがある。田舎者としては普通の味噌のほうが美味いようにも思うが、どうなのだろうか。「今日はお誕生会か何かですか」と仲居さんに質問されたのは、場違いなところに来た客と思われた節がないわけでもない。だから、「白味噌を普通の味噌に変えてんか」と注文しても、意外に応じてくれたかもしれない。
いずれにしても久しぶりに本物のぼたん鍋を食べて満足、満足。
そうそう、ネットで検索すると食ベログのサイトに畑かくが出てくるものの、気をつけないといけないのが、その住所が間違っていることだ。「上京区御霊前通烏丸西入・・」となっているが、正しくは「上京区上御霊前通烏丸西入・・」である。間違った住所をコピペしてグーグルマップで表示させると、正しくない場所に店の表示が出てしまう。
追加で調べたところ、グーグルでの住所表記は「上京区上御霊前通室町東入」となっているようだ。どちらが正しいのかまでは調べていない。

2013/03/05


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