川北英隆のブログ

きつねとたぬき雑感

日経のネット版に麺類の「きつね」と「たぬき」のキジじゃない記事があった。面白かった。実はここ最近の日経の記事は全般に臭くて好きでないので(理由は追々)、久々のヒットのようにも思った。
その記事がいつまで無料で読めるのかは不明ながら、次のサイトにある。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASJB21049_S3A220C1AA2P00/
大阪では「きつね」は大きな油揚げののったうどん、「たぬき」は「きつね」の蕎麦バージョンである。天カスののったのは「ハイカラ」と言う。
京都は少し違い、元々「きつね」の油揚げは味を付けずにそのまま刻んだものがうどんに入っているとのこと。実際、店屋で食べたことがある。「たぬき」を注文すると、その「きつね」に葛あんがかかっている。
奈良ではと言われると困るが、子供の頃の「きつね」相当の油揚げ入りうどんには、京都同じく刻んだ油揚げが入っていた。油揚げを出汁で煮て味を付けるのが面倒なだけだったからのようにも思うが。
京都の「たぬき」は学生時代に経験した。食堂で注文すると葛あん(出汁の味もしたと思う)のかかったきつねうどんだったのでびっくりした。しかもあんが熱いのでなかなか食べられない。
京都のたぬきを食べたのはそれ一回のように思う。今生の思い出に、冬にもう一度注文してみようかなとは思っているが。

2013/03/06


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