川北英隆のブログ

京都の店・冨美家

もう少し早く紹介しろやと叱責されそう。そんな店がうどんの冨美家である。紹介しなかったのは錦にあるうどん屋としてえらく有名だから。
好き嫌いはあるだろうが、冨美家のうどんは一口で言うと「しっかり」している。うどんそのものは太めで少し固い。出汁はきりりとした感じがする。
京都に来た当時、土曜日の昼は冨美家のうどんでほぼ決まりだった。
それも「しっぽく」である。冨美家でしっぽくセットを買い、家で食べた。湯葉、大きなシイタケの半分(これが最高)、ミツバ、カマボコなど(以下は具体的には忘れている)が入っている。夏に食べると、少し出汁が濃いと思う。
冬に食べる鍋焼きも美味い。東京の会社時代に食べていた鍋焼きとは一味違う。3月初旬、友人が来たので昼に冨美家に行った。それを最大限の表現で感謝されたのを思い出す。
現在、冨美家の店舗は錦にあるが、食堂は北に50メートルくらい離れてしまった。カミさんに言わせると、ドラ息子のためにバームクーヘンの売り場を由緒ある錦に設け、その代わりに食堂を移したのだとか。
いずれにせよ手軽な店だから、京の観光のついでに行ける。

2013/04/01


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