週刊ダイヤモンドの5/18号に株式市場特集が掲載されている。「歪む株式市場」と題されている。連休前、記者が来たので1時間ほど喋った。その時のコメントが142-3ページに掲載されている。
そのダイヤモンド社の記者とは10年少し前に会ったことがあるらしい。こちらは忘れていたが、そう教えてもらった。その時、キナバル山頂での写真に基づいて似顔絵も書いてもらい、後で進呈を受けた。メールの「顔」に使っているのがそうだ。って、メールでやり取りしたことのある人しかわからないが。
それはともかく、コメントの内容は、PERで見て買われ過ぎ、株価の上昇余地は限られている、買うのならアメリカ株もしくはETFというのもだ。以上は、これまでのブログの内容と大きな差はない。細部まで記憶する性格ではないので、その日の気分で、多少言い方が変化しているかもしれないが。
この記事に書いてない質問もあった。当初、株価見通しも可能ならと言われたが、3月ごとの予想をということだったので断った(143ページにある見通しの一覧表がそれだ)。1年後の株価水準よりも1月後を当てる方が難しい。
その代わりだったのか、この1年間の高値はというような質問があり、日経平均16000円という予想が多いがとの情報提供があった(記事にもある)。この質問に対して、当時は14000円近くだったので、「1-2割程度の上昇は何らかのきっかけさえあれば十分ありうるから、証券会社の予想として16000円程度の数字を言うのが普通ではないの」と答えた。
僕の場合、これもコメントとして掲載されているが、為替に関して円安のトレンドを想定しているため、極端な円安にでもならないかぎり、株価の強い状況が続くと思っている。このこともあり、「16000円程度の数字を言うのが普通」との発言につながっている。
ただし、最近の市場を見ていると気になるのが国債の売りムードである。これが何を意味しているのか必ずしも明らかではないが、安倍政権の政策に対する懸念の表明だとすれば、国債市場を発端として日本の相場全体に波乱の生じる可能性もある。少なくとも市場を見る時、念頭に置かないといけないだろう。
2013/05/14