昨日は蹴上から入り、大文字山に登った。その登り始めにホトトギスの声を聞いた。声はそれっきり、山頂付近では聞けなかった。何回か書いたが、大文字山にはホトトギスが何羽かやってくる。
2004年の春まで住んでいた国分寺の家の近所にはカッコウがやってきた。毎年決まって5月の中旬だった。住んでいた15年間、ずっと初夏に鳴いていたと思う。その声を聞けば、ボロ屋に住んでいたとしても、「良かった」と思える。その姿を何回か見ることができた。電柱やアンテナの上にいたと記憶している。遠くからなので、ようやく独特の模様が識別できる程度だったが。
昨日の大文字山のホトトギスは、実はツツドリと一緒に鳴いていた。ホトトギスは「テッペンカケタカ」、ツツドリは「ポポッ、ポポッ」である。両方ともカッコウの仲間だ。残念ながら、大文字山でカッコウの鳴き声を聞くことは少ない。ツツドリは今回が初めてだった。
鳥の声を録音する趣味はない。写真に撮るのも難しい。どんな声と姿なのか、体験したことがなければ、ネットで擬似体験可能だ。また、少し郊外に住んでいると、夜、ホトトギスが一声二声鳴いて飛ぶことがある。この季節に夜のホトトギスを何回か体験した。
それはともかく、これからの大文字トレーニングの楽しみはホトトギスだ。「テッペンハゲタカ、ハゲタカ」と質問されても、今のところ無関係を装えるし。「ヒデタカやけど、どうしたんや」と質問を返すことにしている。
2013/05/15