川北英隆のブログ

株式投資で損をしない方法

「株式投資で儲ける方法」と題したかったが、そこまでは自信がない。せめて、「損をしないためには何が必要なのか」、「損しなければ、いつかは儲かるだろう」という程度のブログだ。
「損をしないなんて簡単じゃん」と思うのは浅はかである。日本の株式市場の株価推移を見るかぎり、昨年末まで、平均的な投資家は負けてきた。今回の株価上昇局面でも、5/23の午後以降に投資した投資家は損をしている。
「身をもって体験した」ところでは、世の中の流れから離れて考える習慣が必要である。世の中の流れを追う投資なら、10勝1敗の成績かもしれないが、その1敗が大損、致命傷になる。
たとえば、サッカーやAKBなどに完全に浸っていないか。浸っているのなら、その性質を改善しないといけない。改善しないまま株式に投資したとすれば、その投資のすぐ後で、株式情報から遠ざからないといけない。AKBを知ることは望ましいかもしれない(実のところ、株式投資に役立つとは思えないが)。しかし、その目的はあくまで世間の流れを知ることであり、それを楽しもうというためではない。「その流行には何か罠か意図がある」と思うことが大切である。
新聞情報も疑わないといけない。新聞記事の多くは接線的である。「ニュース」であるから、10日先、30日先、1年先のことを書けない。そんな先の記事を書いていたのでは、産経新聞的になる(最近、読んでいないので、かなり昔の記憶に基づく感想だが)。新聞記事は接線的だから、それに基いて個人が投資したのでは「時すでに遅し」である。
裏を返すと、世の中の流れが特定の者に集中していると感じたのなら、それとはまったく異なったことをやらないといけない。孤独になると言える。これがなかなか難しい。
だから、たまには山篭りして静かに考えることだ。何て、最後は自己弁護だが。

2013/06/09


トップへ戻る