川北英隆のブログ

イランでのアルコール類

イランでアルコール類を飲むのは、結論として不可能に近い。聞くと、闇で入手できないことはないらしいが、ビールは500ミリの缶が10ドル近くするらしい。ウィスキーの入手は少し簡単だとか。
前のイランの大統領、アフマディネジャド氏は強硬派で、その8年間の政権ではアルコール類の禁止も強化されたとか。その以前の取締りは緩やかで、缶ビールは3ドル程度で入手できたとのこと。それが現在は、最初に述べたように10ドル近くに値上がりしたらしい。密輸はラバやウマで運ばせ、トルコとの国境が中心とか。取締りが厳しいので、アルコール度数の高いウィスキーが中心になっているらしい。
そのビールの代わりにイランではノンアルコールビールが広まっている。スーパーでは1リットル入りが60円程度である。味は様々、果汁で味付けしたものが多い。僕は、「珍しいやん」というのでザクロ味のものを買って飲んでみた。まあまあである。
味付けしていないものもある。しかし、イラン産のものは少し甘い。飲んだ中ではオランダ産のものがビールに近く、美味かった。日本のものとの比較は不可能だが(飲んだことがないから)。
そのノンアルコールビールで興味深かったのは容量の表示である。写真のように誤差が(±8.25と)書いてある。その誤差がメーカーによって異なる。正直なのか、缶に詰める機械が正確でないのか。理由は詮索しなかった。
それで、アルコールなしの食事はどうだったのか。飯が美味いので、水だけで十分楽しめた。僕自身、アル中でない証拠かもしれないが・・。
ノンアルコールビールの表示.JPG

2013/07/06


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