川北英隆のブログ

ナンと野菜とヨーグルト

イランの食事は美味い。トルコ料理に近いと現地ガイドが説明してくれた。基本は、ナン、ヨーグルト、チーズ、香草、野菜、スープ、コメ(インディカ種)、ケバブ(串焼き)、紅茶、果物である。
味は薄く、バター味がしない。とくにナンは何も使わず焼いているので、さっぱりしている。ヨーグルトはカスピ海ヨーグルトの感じである(カスピ海の南部はイラン領だし)。飲むヨーグルトもある。
スープや肉料理には香辛料を使っているが、少し辛いものに時たま出会った程度である。肉料理(イスラムだから豚肉だけはない)はコメと一緒に食べる。カレーの食べ方と一緒だ。そのコメだが、サフランで黄色く色付けしたものを白いままのコメに乗せ、さらに赤い干した実(バーベリーもしくはゼレシュク)も振りかけてあって美しい。
野菜類に関しては酸味を好むらしく、ピクルスにしたものが豊富であり、キュウリはもちろん、ナスビ、ニンニク、ニンニクの花の部分、キノコ、ウメなどがある。サラダもかなり酸味が強い。果物は、旅行した時にはスイカとマクワウリが多かった。
これらは、とくに野菜は僕好み、イラン人になろうかなと思ったが、毛深くないし無理かも。ただし、かつてモンゴルが攻め込んできた関係から、蒙古系の顔立ちも時々いる。ということで、混じれる可能性が残っている・・。もっとも、信心深くないし、神様なるものがいるとすれば、それは山にも谷にも木にも宿っていると思うので、やはりイラン人にはなれないだろう。
写真の肉料理はトリを煮たものである。身が柔らかく、簡単に食べられる。柑橘類を絞って自分で味付けする。香草、ピクルス、コメが添えられていた。
イランの食事.JPG

2013/07/07


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