昨日、今日と、京都市内に大雨が降った。雷雨である。今日は一転俄にかき曇り、強風が吹き、おかげで室内の書類が広範囲に吹き飛ばされた。「窓を開けていたんやろ」とバレてしまうが。
一方で、土曜日に鉾の組立てが終わり、祇園祭りが最盛期に入った。でも、俄雨が振れば、祭り気分は冷えてしまう。もっとも毎年、この時期に雨の降る確率が高いから、仕方ない。この10年、雨のない祇園祭は経験したことがないように記憶している。鉾の飾り(垂れ)には、いつ雨が降ってもいいようにビニールが被せられているし。
そんな中、昨日は院生の指導のため、大学に行った。雨が小降りになった瞬間を狙い、ついでにというので鴨川を観察した。鴨川の上流部はそんなに奥深くないから、すぐに大水が出る。昨日の流れは泡立ち、濁っていた。そんな中、鵜が川面に潜り、器用に小魚を嘴にくわえて上がってくる。そんな姿を立て続けに2回見た。
指導を終え、軽く暑気払いをし、帰りは電車で京阪三条の駅を出ると、雨の上がった河原は人出でいっぱいだった。昨日は俄雨だったし、地面が冷えて涼しくなったし、祇園祭そのものには大きな影響がないのだろう。
ただし、高島屋の屋上のビアガーデンは昨日も今日も休業である。屋台も、これでは客の入りが少ないだろう。神さんの世界はともかく、京都の景気回復には冷水だったのかも。
2013/07/14