川北英隆のブログ

タイでの果物はスイカに終わる

熱帯のタイには多くの種類の果物がある。今回は食べていないが、ドリアン、マンゴスティンが高級果物である。タイでもドリアンは高いが、マンゴスティンは安い。今回もいろんな果物を食べた。
食べたのは、パパイア、パイナップル、マクワウリの類、ランブータン(赤く小さな球形で、毛がモジャモジャ生えている果物)、ドラゴンフルーツ(赤紫の皮を被ったようなこぶし大の果物)、仏頭果(バンレイシ、文字通り大仏様の頭のような、こぶし大の果物)、そしてスイカである。
どれが美味いのか。東南アジアに旅行すれば、昔は是非ともドリアンやマンゴスティンを食べたいと思っていたが、今はどうでもよくなった。マンゴスティンは殻を爪で割るのが嫌だし、ドリアンは(殻を割ったのを買うだけでいいが)臭みが弱まっていて面白みに欠ける。それに、熱帯の果物は甘みが強すぎて、口の中に爽やかさをもたらさない。
この点で今回、スイカがやはり最高だと思わざるをえなかった。大学時代、夏の北アルプスなどの縦走で喉が乾くと、早く下界に下りて、親戚から来ているだろうスイカを死ぬほど食べたいと思ったものだ。それと同じ感覚がスイカを食べるとよみがえる。強くない甘みと、豊富な水分が口の中に爽やかさをもたらす。
もっとも、そのスイカも、果物ではないものの、ビールには負けるが。

2013/08/31


トップへ戻る