川北英隆のブログ

インチキやんアメックス

今回のタイ旅行、万事が結果として順調に終わったかに思えたが、最後にどんでん返しがあった。出発の前日に東京で研究会があったので、ついでだから東京発の航空券にしたことに起因する。
出発は成田、帰りは羽田だった。羽田着が夜の10時30分の予定だから、都内まで公共交通機関を使い、何とか戻れる計算である。
F氏に土産(使い古しの一眼レフカメラ)があったので、小さなスーツケースを持参した。いつも使っているカメラ類はリュックに入れての持参である。ビールやワインを飲むことも考え、スイスアーミーナイフも持参したので、それもスーツケースに入れた。手荷物として預ければナイフ類を持参できる。ついでに言えば、日焼け止めクリームや虫除けなんかも預けるのがいい。
帰り、スーツケースは羽田で預け、京都まで送ってもらおうと考えていた。東京で一泊するから身体は翌日に京都だし、預けたスーツケースも翌日京都だから、ちょうどいいとの計算である。
飛行機は定刻よりも少し早めに着いたものの、羽田の夜の時間帯はえらく混雑していた。各地から一斉に到着するようだ。結局、搭乗時に預けたスーツケースの受け取りと、税関の検査で時間がかかってしまい、羽田からの最終電車に間に合うかどうか、ぎりぎりになってしまった。
このため、事前に調べておいた「手荷物無料宅配サービス」の場所に駆けつけた。と、受付の兄ちゃんが言うには「このカードではサービスは受けられない」。僕の加入しているのは「ビジネス・ゴールド」である。普通のゴールドカードはサービスの対象らしい。「何でやねん」、「貴重な時間を割いて来たのに」、「差別やん」、「同じ年会費やのに」と思ってしまった。
実のところ、最初に持っていたのはブルーのアメックスカードだった。それが、前の会社を辞めたついでにカードの整理をしていた時、シティバンク系列に入ってサービスの悪くなったダイナースを解約し、安く入れるとの案内が来ていたビジネス・ゴールドに乗り換えた格好になっていた。山登りをしていると海外旅行保険を強要されるツアーが多いので、プレミアムカードが活用できるからである。
この選択が良くなかったようだ。他にも通常のゴールドとの差別を感じていたこともあり、「インチキやん」と思っている。まあ、会社としてビジネス用に複数枚入らないと、ビジネス・ゴールドに意味はないのだろう。それにしても、ややこしい差別をする会社、アメックスだ。そうそう、プラチナカードの勧誘が何回も来るが、そんなことをするくらいなら差別を縮小してほしい、少なくとも「羽田から送れるようにせえや」と思う次第である。
結論は、カードを変えようと思っている。しかし、単純に通常のゴールドに変えるだけではアホみたいなので、他の選択肢をこれから探したい。
ということで、感じ悪く終わってしまったタイ旅行だった。F氏は「できれば暗い日本に帰りたくない」と語っていたが、まさにそのとおりと思う次第である。

2013/09/03


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