川北英隆のブログ

連日のずぶ濡れの後

昨日、久しぶりに奈良の実家に帰った。台風が関西に接近し、午前中は兵庫県が大雨だったようだ。でも、京都も奈良も盆地だから大したないと判断し、時間を見つけて昼過ぎに実家に行った。
実家では母親が「遠くの銀行にしばらく行ってない」というので、「じゃあ入出金の確認をしてくる」と通帳を持って出かけた。と、雨が降り出し、2つ目の銀行に向かう途中で土砂降りになった。10分弱の雨だったが、それに出会ったのが民家だけの通りだったので、逃げ場がなく、ずぶ濡れになってしまった。その日は、タイ人を真似てTシャツに綿パンとサンダルの出で立ちだったので、足下は大した被害ではなかったが、綿パンが大量に水分を吸ってしまった。
実家から京都に帰る電車の中は綿パンの乾燥室でもあった。しかし、気化熱を奪われるので少しだけ寒い。震えるほどではなかったものの、その前日の大文字山といい、2日連続でずぶ濡れになるなんて台風の雨を甘く見た報いかもしれないと反省した。
今日の京都は午後になってさわやかな天気となった。研究室に来客があったので(そうでなければ、この季節は家で仕事をすることが多いが)、大学に出かけた。
気持ちが良いので鴨川を歩いた。河原の並木にはセミの声がない。草むらではキリギリスが依然鳴いているものの、コオロギの声もする。やはり季節は確実に変化し、暑かった夏が終わりつつあるので嬉しくなる。それと、3日連続でのずぶ濡れを免れたことも。

2013/09/05


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