川北英隆のブログ

メモリを洗濯すると

最近では便利なことが多すぎ、そのありがたさを忘れている。最たるものが、勉強会の時に使ったUSBメモリを、飲み会があるとかでカッターシャツのポケットに放り込み、そのまま洗濯することだ。
僕自身、そんな不注意は実は少ないのだが(嘘かな)、一昨日、ついやってしまった。翌日、「ええ、どこや」と探し、「ひょっとして」と思い出した。確かめたところ、洗濯を終え、乾いたカッターシャツのポケットにUSBメモリが入っていた。よく洗濯機の中に落ちなかったことだ。
その昔、紙の定期券を洗濯してしまったり、紙幣を洗濯してしまったり、そんな事件が知り合いの間であったなと思い出しながら、その洗濯したUSBメモリを試してみた。どうなったのか。
今回、パソコンはそのメモリを正しく認識しなかった。内部で、回線の間に電流がうまく流れなかったのだろう。何回もメモリのフォルダーが立ち上がり、また初期状態に戻りと、その繰り返しだった。
「まだ洗濯の水が残っているのやろ」ということで、USBメモリのキャップを外し、内部の水分を取るつもりで1日干したところ、今日は正常に働いた。というような、単純な商品がUSBメモリだと判明した。
実のところ、MB単位の初期のUSBメモリが手元に残って仕方ない。捨てれば良いのだが、記憶させたものがある。具体的に何を記憶させたのかを確かめ、残すものは他のメモリに移し、捨てるものは消去すればいいのだが、その作業が大変である。
ということで、一層のこと、USBメモリをうっかり洗濯したら使い物にならない、そんな状態がハッピーなのだが(コピーは頻繁に取ってある)。現実は、今の電子部品、意に反して頑丈なようだ。

2013/09/12


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