昨日の夕方、金財で『「市場」ではなく「企業」を買う株式投資』の出版記念セミナーを開催した。本来であれば、その後に立食懇談会を催すところだが、諸般の事情でセミナーだけで終えた。
内容は順に、僕の開会挨拶と基調講演、堀江氏の基調講演、執筆者の5分間コメントである。全体で2時間以内に終わりたいと思っていたところ、7分くらい早く終わったので質問を受け、それを締めくくりとした。
費用(大部分は配布する書籍代)は、コモンズ投信、農中信託銀行、あすかアセットマネジメント(京都大学経営管理大学院への寄付講座)からいただいた(これから盛況が来るので、「いただく」か)。
こういう記念セミナーを主催したことがなかったので、通常のセミナーとの違いもわかった。
公開セミナーにはせず(手間がかかる)、執筆者がリストアップした方に招待状を郵送する方法とした。(本が出来上がった後、できるだけ早い時期に開催したかったので)時間がなかったこともあり、(あまりよろしくないのは承知で)指定のアドレスにメールを送ってもらうことで出席確認としたところ、当日になってパラパラと出席したいとの電話が入り、また「返事していなかったのだが」との飛び入りもあった。やはり、返信用のはがきを添えるべきだと反省している。とはいえ、その返信はがきの作成に少し時間がかかるので悩ましい。
出席者だが、「出席」の返事をいただいた方々の多くが実際に出席された。通常のセミナーなら6、7割のところ、まだ最終確認していないものの、9割くらいの出席率だったようだ。懐かしい(しばらく会っていない、他の執筆者からの招待の)出席者もいて、投資の世界の狭さも再確認した。
内容は好評だったようだ。僕の基調講演は本の内容と少し違えようと努力した。しかし、なかなかお釈迦様の掌から外には出られない。他の執筆者もそのようだった。それでも「良かった」との評価の声を何人かからいただくと、「そうか、本の内容のせいかな」と自己満足する次第である。
昨日は講義を終えた後、東京に向かった。新幹線の中で、「しまった、赤いネクタイにするべきだった」と気づいた。赤は相場上昇の色、『「市場」ではなく「企業」を買う株式投資』の表紙も赤を基調としている。昨日のネクタイは青系だった。でも、全員が赤なら(相場が上がると思うのなら)、そこが天井。冷静に相場を見る態度、青も必要かと思い直した。昨日の基調講演の開口のフレーズでもある。
最後に、「何で招待してくれへんだんや」という読者に向けて。ドタバタと招待者をリストアップしたので(ほんま)、抜けがあったり、執筆者によってはリストアップする時間がない場合もあったりで、失礼があればご容赦ください。
2013/11/07