川北英隆のブログ

京都大学を褒めてもらう

川崎で医療法人の経営企画部長をしているU君が大学の研究室にやってきた。元の会社の同僚である。医療法人のファイナンスに関する相談だとか。そのU君が「京大は大学らしい大学ですね」と。
「何でや」、「東京にも同じような大学がいっぱいあるやん」と質問した。そうすると、「女子大生がちゃらちゃらしていないから」だそうだ。
確かにそうである。某青山通りの大学なんかに行くと、つい脇見をしてしまいそうである。危険度はスマホのながら歩きどころではないかもしれない。京大の女子大生自身にとって、ちゃらちゃらできないことが楽しいことかどうかは判らないが。
何年か前、学部ゼミに女性が2人(TSさんとTHさんの2人が)いた。真面目にゼミに出席していた(こう書くのも、今も女性が2人いるのだが、ついぞ見かけない)。そのうちのTHさんが夏休み明けに髪をばっさりと切り、かなり明るい色に染めてゼミに登場した。「ええっ」と思い、つい「就活はまだやってるの」と質問したところ、TSさんが「この髪で就活はないです」と答えてくれた。その答えが鮮やかに残っているし、昨年、TSさんを含めて東京で飲み会をしたときにも、THさんの髪の話しになって笑った。確かに京大で女性の茶髪は珍しい。
もちろん京大にもいろいろある。もっと前には音楽家志望の女性のゼミ生がいて、かなり目立っていた。でもその彼女、就活の時に東日本大震災に遭って街をさまよったらしいが、その時にはハイヒールを脱いで、服だったと思うが、それを靴下代わりにして歩いたとか。なかなか逞しいことを卒業の挨拶の時に話してくれた。
やはり京大の女子学生は根がしっかりしているのかもしれない。って、飛躍した結論かな。

2014/01/09


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