川北英隆のブログ

サンクリストバル山に登る

ニカラグアの火山の中で最も背の高いサンクリストバルに登った。1745mの標高、登山口は600m程度の高さらしいので、「まあ大したことないか」と油断した。実際はとんでもなく大変だった。
アップした写真が、登り始めて1時間程度だったか、灌木が終わる付近からサンクリストバルの頂上付近を眺めたものである。写真を撮った地点からしばらく登ると灌木と草が終わり、火山灰と砂の斜面を直登することになる。
写真をよく見ると、枯れた木が何本もある。実は、木がないように見える灰と砂の斜面にも枯れ木がたくさん倒れて残っている。これは2012年9月の噴火によって大量の火山灰が降り注いだためらしい。
そんな新雪ならぬ新灰に近い斜面を直登するのは、「3歩進んで2歩下がる」水前寺清子ばりの重労働だった。頂上は大きな火口の一角にある。活火山だから火口からは噴煙が上がっている。次に登る機会があったら(機会があっても、多分他の候補の山がないかどうか探すだろうが)、その時の登山ルートは今回と異なっているだろう。
下りは富士山の須走みたいなもので意外に楽だった。とはいえ、ニカラグアの山を低山とあなどってはいけない。
サンクリストバル.JPG

2014/01/20


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