川北英隆のブログ

センター試験の監督・追記

大学教員の間でセンター試験の話しをすると盛り上がる。もちろん「待遇の酷さ」にであるが。先日、某青山通りにある大学の教員、S氏と話していたら、やはりセンター試験で盛り上がった。
この某有名私立大学では、センター試験監督の日当は3000円だそうだ。多分3000円というのは休日出勤手当のつもりかもしれない。それにしても安すぎる。
最初にS氏がこの待遇で文句を言い始めたので、「ウチなんかゼロ円やし、昼飯も出えへん。癪やさかい、昼はコンビニの握り飯にしてる」と教えてしまった。
それに、わが大学なんかはセンター試験の監督を連続2日間やるというのが標準である。私立は1日だけの所も多い。もう少し説明すると、私立は事務員も試験監督に駆り出されるが、わが大学は「それは偉い教員先生しかでけへん」ということか、事務員は裏方の手伝いだけである。とはいえ、寒い廊下にトイレ案内係として立たないといけなかったり、それはそれで大変なのだが。
そもそも前にも書いたように、分厚い、微に入り細に渡るマニュアルがあり、監督はそれを棒読みして行動するだけだから(マニュアルと外れたことを言い、行おうものなら即文科省から厳重注意だから)、誰にでもできる。「イレギュラーなことが起こればどうするのや」というと、事務本部にお伺いを立て、その指示に従うだけである。自分で判断しようものなら、いよいよもって厳重注意か始末書もの。現場の監督は要するにメッセンジャーボーイ/ガールにすぎない。
ということで、常識さえ持ち合わせていれば学生はおろか、全国民が監督業務をできる。以上から、1/18のブログで裁判員制度ならぬセンター試験監督員制度を提唱した次第である。

2014/02/02


トップへ戻る