目出度く(事故が起きたから目出度くないか)海外旅行保険の保険金が振り込まれた。カメラの事故から1ヵ月で決着がついた。カードの付帯保険だったから、上限が1品当たり10万円である。
今回の修理代は、カメラ本体が97000円ちょっとだった。その代金には修理のための宅急便代(往復)が含まれている。修理のために送るとき、「付属品は紛失の恐れがあるので、なるべく取り外しておくように」との指示があったので、電池も抜いておいた。それで、よく知らなかったのだが、月日と時間を記録するタイマーのためカメラ本体にボタン電池が取り付けられている。で、返ってきた伝票に、「修理をすると、その電池にも水が入っていたので抜いておいた」「本体の電池にも水が入っている可能性があるから、交換が望ましい」との注意が書かれていた。本体の電池はリチウム電池なので、水が入っているとすれば危険である。仕方ないので交換したところ、6000円だった。
保険金は修理の実費か、(経年を加味した)時価か、保険金の上限額のうちの一番安い金額から、免責分3000円が控除されて支払われる。以上に基づき今回の保険金は、修理の実費(電池はカメラと一体のものとみなされ、交換した代金が本来の修理代に足される)が10万円を超えているから、10万円から免責分3000円が引かれ、97000円だった。
つまり、6000円ちょっとが最終的な損害となったわけだ。この損害金額だと、上乗せ保険の保険料より少し高い程度である。上乗せ保険金にも3000円の免責があるとすれば、上乗せ保険を掛けていると、その保険料と免責分を足したなら、6000円を超過しただろう。つまり、今回は上乗せ保険を掛けなくて正解だったとの計算になる。
とはいえ、もっと大きな損害がある。モゴトン山の写真が撮れなかったこと、ボタン電池が壊れたため写真に撮影日時の記録が残らなかったことだ。後者の撮影日時の記録については、山でコースタイムをメモする代わりにしているから、今回はニカラグアでの時間的な記録を紛失したに等しくなってしまった。
2014/02/07