昨日、「何に投資すべきか考えたい」と書いたものの、正直なところ「あまり考えたくない」。というか、考えてはいるのだが、そんなこと書いたところで当たる確率は高くないと思っている。
前にも書いたと思うが、僕の投資がびしばし当たってきたのなら、しこたまの量になっただろう資産を使って、広大な、地平線が見える程の土地に住み、最大限、夕方か朝の1時間程度、ネットで資産のポジションをチェックするだけの暮らしをするだろうと思っている。
現実は、投資の儲けが少しだけだったから、毎日楽しくもない(正確には楽しき時が時々でしかない)教員生活をしているわけだし、30年近くサラリーマン生活を時計の針のように過ごしていた。平均よりは針の止まる頻度の高い時計だったかもしれないが。
以上の点は、「テキスト 株式・債券投資」の「まえがき」から少しの変更もない(見得を切ってどうするんや)。
そんな言い訳はともかく、投資をするのならアメリカ株は見逃せない。日本企業と比較すれば「すごい」企業がゴロゴロしている。そんなアメリカ株を見逃しているなんて、えらくもったいないと思ってしまう。
「為替のリスクがあるやん」と言われるかもしれないが、株式の場合、為替リスクは大きくない。世界経済の流れを読んで投資するのなら、それなりに値上がりする。それと、為替レートは円安の方向にあると、ずっと思っているし(長期的には当たってきた)、その判断を変える必要性はまったくない。
為替レートがらみで言うと、外貨のポジションを積むのが正しい。これは為替見通しからの判断と言うよりは、分散投資からの判断である。日本はすばらしい国なのだが、ずば抜けているわけでない。ここから、すばらしい国の通貨を分散して保有することが望ましいとの結論が導き出せる。もっとも、分散すべき通貨の対象国は多くない。ある程度信頼に足る国(通貨)は、米ドル、ユーロ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド程度か。スイスフラン、英ポンド、北欧通貨もありうる。でも、「この程度」である。
「日本株はどうなんや」と質問されれば、「企業を選別して」と答えている。世界で競争できるのか、日本でシェアを拡大できるのかによって選別すれば、自然と投資の可否が決まってしまう。
「国内債券は」との質問には、「現金の代わり程度であれば」と答えている。債券に関しての判断は昨日のブログで明らかだろう。
2014/02/19