川北英隆のブログ

「うちの猫のキモチ」その後

昨日、ついでがあったので「テキスト株式・債券投資」の出版元(中央経済社)と、その今後の計画を話し合った。結果、基本的な内容を変更する必要性には乏しいが、図表の改善が必要となる。
この教科書について、かつて記述した内容というか制度の変更もいくつかある。それらをネットでフォローするのは難しいし、ホームページを使って修正していくのも根気が続かない。そこで、第3版を出したいと思っていた。それが今回の打ち合わせである。
打ち合わせの結果は、これまでの形態での出版が難しいとのことだった。で、打ち切りになるかと思うと、そうでもなかった。200ページ程度のエッセンスでかつ年月の変化によっても変わらない部分を「出版」し、つまり書店で並ぶようなハードコピーにし、それ以外の移ろいやすい部分とか、練習問題とその解答とかをデジタル形式でアップするようにするというのが出版社の計画だった。
100%のデジタル化でないにしても、出版を続ける意向を確認できただけでもありがたい。思うに、会計分野で著名な中央経済社でさえ、この程度の進歩である。この程度であっても進歩を大事にする必要があると思える。
以上の後でブログの本題、「うちの猫のキモチ」がどこで登場するのやと言われれば、何と、その後の飲み話で、「うちの猫のキモチ」の企画をしている会社が中央経済社の連結対象子会社だとか。発行は学研だが。つまり、「写真貸して」と依頼し、それを「うちの猫のキモチ」の特集としてまとめるノウハウが商売としての意味を持っているわけだ。
中央経済社の有価証券報告書を見てみると、連結対象関係会社として株式会社シーオーツーが登場し、そこに「ムックの編集制作等」とある。「うちの猫のキモチ」もムック本だから、飲み話は本当らしい。というか、話をしてくれたのが中央経済社の幹部の編集者だから、疑う余地はないのだが。
最後に、このブログを書くために調べると、「うちの猫のキモチがわかる本」は先の2月号をもってしばらく休刊だと書いてあった。ただ「今後も不定期ではありますが猫誌は発行してまいります」とある。まあそんなに「猫」の話題があるわけでもなし、休刊はありうる手だ。

2014/03/06


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