北大武山の旧登山口に至る車道はかつての林道である。林道周辺の森林を伐採していたらしい。そのためか、土砂崩れが多い。林道自身も土砂崩れにあい、旧登山口の手前までしか車が入れない。
新しい登山口周辺には登山者の車がたくさん駐車してある。新しい登山道は雑木林の中に取り付けてある。一度尾根を軽く登り、少し下ると林道に戻る。その少し先で旧登山口となる。旧登山口からは、主稜から別れた大きな尾根に沿って登る。前回のブログの写真に、左側から中央にかけて延びる黒々とした尾根である。
登山道は尾根の上ではなく、その少し南側に付けられていて、さらに尾根には土砂崩れが多いから、ガレ場を何箇所も横切らないといけない。ちゃんと整備されているので、上から石ころが落ちてくる以外の危険はないが。
やがて登山道は尾根の南側から北側に移り、展望台を経て、大きな木が目立つ林に入る。檜谷山荘に近づいた証拠である。
山荘は登山道から少し離れている。周囲を、タイワンヒノキをはじめとした巨木に囲まれた山小屋である。谷から水が引かれ、調理場やテント場もある快適な小屋だった。ただし、「登山者の車がたくさん駐車してある」と書いたように、台湾は登山が盛んなため、小屋に泊まれるのかテントになるのかは抽選らしい。我々が泊まった最初の日は日曜日の夜だったため、小屋は満員だった。
写真は小屋の周りの森林である。登った日も明くる日も、午後になるとガスってくる。これが特徴のようだ。写真の板敷きの場所はテント場である。左手奥にある木(タイワンヒノキ)の根元はテント場よりも大きい。それと、中央手前に大きな切り株がある。
2014/03/24