川北英隆のブログ

京都の一日は至福

「京都は至福の街だ」と言うにはオーバーなものの、京都に住んでいて良かったのは事実である。何が良かったのか。真相を追々書くとして、他方で京都に住むデメリットがあるのなら、それは何か。
今朝、雨上がりで涼しいこともあり、大学まで歩いた。夏至は今月21日、それを過ぎて季節の変化が感じられた。というのも、鴨川縁にキリギリスが鳴き始めていた。まだ数匹だったし、鳴き方も上手でない。とはいえ、「そうか、夏なんや」と感じられる一日の始まりだった。夏の朝の京都は至福の時だろう
夜(といっても、まだ陽が高い夕方)、岡山からの訪問者があった。「大学の内部は弱い者いじめ」「大学のボス、すなわち文科省も弱い者いじめ」との素人評価をお互いに議論した後、先斗町の「たばこ屋」を訪ねた。
たばこ屋の雰囲気は変化しつつある。多分オーナーが替わっているのか、オーナーでない料理人がいるのだろう。そう思いながら、ハモの炙りも食べたし、満願寺トウガラシや賀茂茄子も食べた。美味かった。アルコール、特に日本酒の品揃えもなかなかのものである。残念ながら接客は今一と思うが。
まあ、店には何らかのメリットとデメリットがある。そんなのにこだわっていたのでは話しが進まないし、飯が美味くない。以上のように思うのは、いつもの「困ったときの結論」のように、血液型が適当なO型だからなのか。
店を出たところ、まだ人が多かった。観光客も混じっている。そう、最近の京都は人が多すぎる。それも観光客であり、修学旅行の学生である。京都に住む者にとって、この人の多さがデメリットである。特に中心部の土日は人混み(人ゴミ)に近くなる。何とかならないのかとも思うが、これが京都に活気をもたらしているのだから、しゃあないか。
追記:翌日、御所の横を用事で歩いていたところ、ニイニイゼミが鳴いていた。梅雨の最中に鳴くのは早いと思う。

2014/06/23


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