京都の店・三芳
来客があり、ついでだからどこかで食事にと誘われた。行きたい店をリストアップしているので、その中からということで、祇園の八坂神社寄り、三芳という店になった。町屋を店舗にしている。
「にくの匠」がキャッチらしい。「にく」とは、もちろん牛肉である。
最初の品が「モズクと牛のスープ」だった。モズク酢の代わりといった雰囲気だが、モズクが浮かんでいるのがスープというわけ。次が「タンの昆布締め」だった。ピンク色の魚の切り身のような長いものが２枚ある。それに昆布と塩を固めた薬味を少しふりかけ、醤油ベースのたれに浸して食べる。口に入れると確かに肉であり、タンの弾力がある。
という風に、和食風にアレンジした肉料理が次々に出てくる。酢の物風（肉とウニ）、刺身（もちろん肉の）、椀（肉と素麺）、たき物（しゃぶしゃぶ）、焼き物（ステーキ）と続く。ステーキは熟成させたロースで一番美味い状態になっているとのことで、当日のお勧めだった。
いい店だった。肉好きにはたまらないと思う。もっとも僕はそこまで肉大好き人間ではないので、１ヵ月分の肉を堪能したように思った。もちろん、どんなに大学周辺の食事に困っても、牛丼は当分、絶対にありえない。
食事の後は満足して、賑わう街をぶらぶらと歩いて帰った。
2014/08/07
