川北英隆のブログ

大文字山の送り火準備

今年の送り火は大雨だった。朝方は曇っていただけだが、昼前から大雨になった。「こんな中で送り火はあるのか」と思った。というのも、送り火を見るため元院生と院生が集まるので。
朝、飲み物を運ぶため、研究室に立ち寄り、ついでに大文字山を越えた。送り火の当日に登ったのは初めてである。登山口には「2時以降の登山禁止」とある。作業が本格化するからだろう。ネットで調べると、雨の日は薪をシート(青いビニール)で覆い、点火の直前に灯油をかけて燃やすとあった。中止になることはないらしい。
早朝(7時前)にもかかわらず、銀閣寺の山門の前で薪や卒塔婆を求める人が多かった。字を書いて燃やしてもらうためである。その先も火床まで行列状態である。
火床に着くと灯油がたくさん並べられていた(写真)。ここでも薪や卒塔婆を求めることができる。
火床から先は静寂である。もちろん何人かの登山者はいるのだが、火床までとは異なり、別世界が広がっている。
研究室での送り火観賞の会は無事終わった。東京からの来客もいた。この日、ビジネスホテルの料金が高騰するらしいが、最後まで粘ったかいがあり、安い料金で泊まれたとか。雨のため、キャンセルがあったのか。京都に泊まるのなら、早い段階で予約しておかないといけない。
送り火が終わると京都の夏もピークを過ぎる。
大文字の送り火準備.JPG

2014/08/16


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