といっても、川に入ったわけでない。町内会での旅行も兼ねて納涼をというので、貴船に食べに行った。とはいえ、今年は天候不順、今日も夕方から雨、結局は川床を見ながら座敷で食べた。
そもそも、町内会の会費がかなりするので、資金が貯まっている。それを使っての町内での散財というわけだ。
物知りの人が、平安時代から江戸時代までの町内の歴史を語ってくれ、その後に宴会となった。京都の中心部が応仁の乱、天明の大火、蛤御門の変で焼かれたものの、その後、室町を中心に東は寺町まで、南北は御所から五条にかけて再建された様子がわかった。旧家に残っている古い名所図のコピーも配られた。
それはいいのだが、今日の貴船は川床の日和を過ぎていた。座敷を吹き抜ける風がひんやりとしている。半袖では少し涼しかった。普段でも京都市内よりも4度程度気温が低いらしい。ということで、貴船の川床はやはり真夏の、かんかん照りの日に行くものだろう。
では肝心の料理はというと、大したことがなかった。貴船は気分を味わうもののようだ。涼風と沢音の代金がかなりの割合を占めていると感じた。
次に行くとすれば盛夏しかない。そうでないと元を取れないと思う。
2014/09/06