スコットランド独立はマイ危機
今月18日、スコットランドがイギリスから独立することについて、住民の賛否投票がある。独立すればエジンバラが首都になるのだろうか。何て呑気なことは言ってられない。僕にとっても危機である。
「何の危機や」と問われれば、「ベンネビス（ベンネヴィス、Ben Nevis）がイギリスの最高峰でなくなるから」である。
ベンネビスに登ったのは1997年、友人のOと家内の３人だった。わずか1344メートルの山とはいえ、海抜ゼロメートルから氷河に削られた山の中腹を巻くように登るので、面白かった。登山口であるフォート・ウィリアムの郊外のお城に泊まり、フォート・ウィリアムの港で拙い夕飯を食べ、美味いビールを飲みした。麓に、日本にも輸入されているウィスキー、「ベンネビス」の醸造所もある。
で、スコットランドには人がほとんど住んでいない。羊とネッシーとウィスキーと古城しかない。北海油田もあるか。
「独立してどうするんや」と思うが、日本で言うと、関西人と関東人の、気質というか人種の差みたいなものか。最近では関西人の影がすっかり薄くなり、唯一お笑いの世界で残っている程度だと思う。一層のこと、関西も独立したらどうなのか。まだスコットランドより経済的な基盤はしっかりしているだろう。
それはともかく、スコットランドが抜け去れば、イギリスの最高峰は（正確にはイングランドではなくウェールズの）スノードン1085メートルとなる。「登りに行かんとあかん」と思ってしまう。
追記：マイ危機はマイブームをもじったもの。でも英語のmy＋危機は変なので、関西風に「my＝私の＝ワイの」として、「ワイ危機、これでどや」との提案があった。
2014/09/11
