川北英隆のブログ

御嶽山の噴火

今日、御嶽山が噴火したそうな。今年の紅葉が良さそうなので、可能なら10月初めに登れればと思っていた。それが噴火するとは。今の気象庁の技術では噴火の予知はできないのか。
今まで火山の噴火を目撃したことは2回である。1回はカムチヤツカのアバチャ山を登り、下っている時だった。はるか彼方で黒煙が上がっていた。もう1回はアイスランドである。
前者の実害はなかった。後者は、このブログでも書いたように、翌日は一日中真っ暗だった。登山の予定が大幅に変更となったが、最後は辻褄が合った。
今回の御嶽山の噴火によって何人かが被害を受けている。突然なので避けようがなかったのかもと思うが、多少でも余裕があるのなら、まずは口を濡れたタオル等の布で覆うことに尽きる。硫化ガスと、細かな火山灰を吸い込まないようにするためである。タオル等を濡らすには水筒の水しかないだろう。後は、できるだけ早く噴煙から遠ざかるしかない。噴石については、当たるも当たらぬも・・というところだ。
アイスランドで経験したが、火山性の噴煙と灰は広範囲に広がる。噴火が大きければ、日中であっても太陽の光は隠れてしまう。これは通常の登山であっても常識だが、何かの場合に備え、ヘッドランプは必需である。
目に入る灰も困る。こちらはサングラス程度で少し和らげるしかないかも。タオルが2枚あれば、1枚をサングラスの上部を覆うように使えばかなり灰を防げるかもしれない。
臨機応変に、その場の状況に応じて対応する能力が求められるのだけは確かである。

2014/09/27


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