知り合いと飲んで話すと、旅行や知人の噂、その他の雑談はあるが、思い出したように投資業界の話に戻る。その話の基調の1つは、「そんなお粗末な投資サービスに誰がゼニを払うん」ということだ。
実は今日も飲んで話していた。ここの飯は美味いなというのが間の手のように入りつつ、知り合いの噂や業界の話に戻っていく。今日の話題の1つが、と僕自身が思っただけかもしれないが、投資信託に対する手数料である。
実のところ、僕はインデックスファンドを支持していない。しかし、ETF(上場投資信託)を支持している。インデックスファンドとETFはオーバーラップしている。たとえば、TOPIXをベースにしたETFはインデックスファンドと同じである。では何故、片方を支持し、もう片方を支持しないのか。
理由は簡単、個人投資家にとって、特定の(ETF系の)インデックスファンドが重宝であり、手数料がえらく安いからである。何やらとハサミは使いよう。どの投資家にとって何が使いやすいのか、手数料がリーズナブルかで選択すればいい。「これぞ真のプロ」とは言わないまでも、それに一歩近い。
もちろん、個人にとって通常の投資信託が重宝ならそれを推奨するのだが、現実の市場において推奨できる投資信託がどれほどあるのだろうか。投資信託という石の中から玉を探すよりも、貴石の多いETFを選んだほうがよほど手っ取り早く、当たり外れがない。手数料も安い。僕はそう思っている。
2014/10/22