バミューダは損害保険のメッカ。日本では旅行保険で馴染みのあるエーオンが堂々たるビルを構える。では、そもそものバミューダはどのような国か。保険のメッカにふさわしくビル林立なのか。
バミューダの人口は6.5万人、それが53平方kmの島(小豆島の約1/3の面積)に住んでいる。ただし、細長く、丘陵と平地が続いている。また、1人当たりGDPは7.6万ドル(2005年)、ルクセンブルグやノルウェー等に次いで高く、日本の約2倍に達する。
しかし、首都ハミルトンの中心部は、散歩でも物足りないくらいに小さい。とくに地元には保険と観光以外、これといった産業(製造設備)があるわけでない。そんな国に、保険関係の事業によって見かけ上の所得がガポガポ入ってくるのだろう。もちろん、保険で働いている住民は多いのだが、国民のすべてがあくせく働いているようには見えもしない。むしろ、保険に寄生しているのだろう(家賃収入とか)。だから、街が小さい。
写真は首都ハミルトンの中心部である。この写真からだけで判断して、バミューダとはどんな街だと予想できるだろう。リゾートのメッカであるような。確かにそうである。時にバミューダパンツとハイソックスのオジさんが歩いていたりして、シティーのせかせかした雰囲気はまったくない。
2014/11/18