川北英隆のブログ

事務を増幅させる大学事務前篇

最近、K大学の会計の事務処理に怒り心頭である。ついには「やっぱしや」と笑ってしまったが。要するに事務処理体制がパッチワークすぎて、穴凹だらけではないかと思ってしまった。
また、時代の流れから大きく取り残されている。ネットでの処理にうまく対応できていない。そのため、教員側に事務を押し付けてくるのだが、ついでに自分たちの事務も増える。
前回(10/30)「アンタら仕事でけてへんやろ」に書いたように、教員が紹介した非常勤教員の給与明細を、紹介した教員に送り付けてくるという非常識な例もあった。その給与明細はまだ研究室に置いたままだが。今、この件の続きで関心があるのは、3月の確定申告用の支払調書まで、紹介した教員に送り付けてくるのかどうかである。そんなことをされたら、それこそ会計係に苦情を言わないといけない。完全に雇用者としての職務怠慢というか放棄である。
今回、怒り心頭になったのは2つの事件からである。
1つは、ネットの領収書を巡る事件である。今まで、教員が研究費で品物を買って代金を立て替えた場合(多くは個人のカードで支払った場合)、領収書と品物を添えて代金の請求をしていた。それが今回、ネットを利用して品物を買った場合で、ネットでプリントアウトした領収書を添えるのであれば、納品書かクレジットカードの請求書も添えろとなった。領収書をネットで何回もプリントアウトして請求する教員がいるのではないかと心配になったのだろう。
僕はアマゾンを利用することが多い。アマゾンの場合、領収書はネットからプリントアウトする方式に変わった。しかも、納品書が品物に添えられていないこともある(アマゾン自身が取り扱う場合は稀なのだが、出品者から送られてくる時には多い)。その場合、クレジットカードの請求書を添えるのは嫌である。個人情報が満載だから。
そこで、アマゾンの領収書を2回出したらどうなるのか試してみたところ、「再発行」と表示され、しかもプリントした日付も表示される。これなら、不正は難しい。それでも不正をしようとすれば、最初に出した領収書を複数枚プリントアウトしておく方法だが、実はこれだとすぐに見破られるだろう。というのも、K大学に代金を請求できるのは品物を買ってから2週間以内である。アマゾンの領収書には品物の発送日も書いてある。短期間に同じ品物を同じ教員が同じ日付の領収書を添えて2回請求したら、いくらボンヤリでも「変や」と気づくに違いない。そうそう、会計事務は教員が所属する部署によって担当者が決まっているし。
ということで、僕の請求手続き書が証票不足で(納品書がそもそも送られていなかったため)突き返されたことをいい機会とし、すでに事務にクレームを付けている。言っておくが、僕はきわめて善良な一国民であり、クレーマーではない。
長くなってしまった。もう1つの事件は後編へ続く。

2014/12/18


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