川北英隆のブログ

今年の冬至は特別な一日

冬至が好きで、夏至は好きでない。これは、夏が好きで冬が嫌いだからである。日が短いと寂しい気がする。だから、日が長くなり始める冬至が好きである。そんな今年の冬至は明日だとか。
ただし、これは北半球に住んでいるからであり、たとえば来年の干支にちなんでヒツジさんと一緒に暮らしたいと思ってニュージーランドに移住したとすれば、冬至って大嫌いということになるが。
現在のカレンダーに冬至だとか夏至だとかの表記があるものは少ない。山の日や海の日を作って休みにするのなら、冬至と夏至を休みにする方が余程気が利いている。子供を星空に誘う機会にもなる。しかも冬至は、現在の天皇誕生日とほぼ連続するから、観光にもプラスになるではないか。観光産業に熱心なわりには、国会議員はアホやねえ。
もっと言うと、クリスマスを祝うくらいなら、冬至を祝う方が合理的だ。そもそも、クリスマスの起源は冬至を祝う風習(祭り)にあるとされる。キリスト教でもない者がクリスマスにはしゃぐのは変で、冬至にはしゃぐのが正統派というもの。とすれば、夏至には喪に服さないといけないが。
そんなこんなで、今日起きると晴れていたこともあり、誰も何とも思わない冬至はいつだろうと調べた。すると、今年の冬至は明日とのインターネットのご宣託だった。正確には(太陽が、天文学で定める黄経270度を通過するのが)、イギリスはグリニッジ(世界標準時)で21日23時3分とのこと。日本時間で22日の朝8時である。
しかも、である、今年は22日が新月とのこと。19年に1度起きる、朔旦冬至だとか。太陽も月も、日本では明日復活する。キリスト教から見て異教徒である僕としては、イブの今日から本番の明日にかけて、大いに祝いたいものだ。夜が長いので、本気で祝うと酔っ払いそうだが。

2014/12/21


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